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音楽会の感想
ブラビンスの卓越した職人芸:東京都交響楽団第895回定期演奏会
イギリスはさすがに良い指揮者を輩出する国で、マーティン・ブラビンスもそのひとり。この人のキャリアは面 […] -
音楽会の感想
知らない曲ばかりの演奏会:読売日本交響楽団第594回定期演奏会
2001年にボストン・コンサルティング・グループを離れたとき、もし機会があればプロ・オーケストラのマ […] -
音楽会の感想
我が道を往くエッシェンバッハ:NHK交響楽団第1930回定期演奏会
私が音楽を聴きはじめたころ、クリストフ・エッシェンバッハはピアニストとして既に有名でした。戦争の影響 […] -
読んだ本の感想
羊頭狗肉どころか、狗頭特上霜降り肉:読後感~「クラシック音楽を10倍楽しむ魔境の…
羊頭狗肉というのは、羊の肉を売ると見せかけて犬の肉を売るということ。今風に言えば「広告に偽り有り」と […] -
音楽会の感想
聴き納めも聴き初めも第九:東京ユヴェントス・フィルハーモニー 第20回記念定期演…
このところ毎年の聴き初めは東京ユヴェントス・フィルハーモニーの演奏会。今回は第20回という節目にあた […] -
音楽会の感想
Strum und Drang 〜駆け抜ける第九:東京交響楽団特別演奏会
ジョナサン・ノットという名前を私がはじめて耳にしたのは、おそらく2000年のこと。ホルスト・シュタイ […] -
音楽会の感想
新「初演魔」による、進境著しい第九:神奈川フィルハーモニー交響楽団第九演奏会
いまや日本を代表する指揮者のひとりに数えられる下野竜也さん。彼は故若杉弘さんの衣鉢を継ぐ「初演魔」で […] -
音楽会の感想
豊饒であるがゆえに際立つ苛烈さ:東京都交響楽団第894回定期演奏会
主席客演指揮者、アラン=タケシ・ギルバートと都響との今年最後の演奏会。ここ数年、手を取り合って高みに […] -
音楽会の感想
「優美なバルトーク」が存在しうるということに驚愕した日曜日の昼さがり:東京都交響…
どんな関係でもそうであるように指揮者とオーケストラの間にも相性があります。理想的には常任指揮者(ある […] -
音楽会の感想
好きな曲を聴くために東京を横断した夜:新日本フィルハーモニー交響楽団第614回定…
このところ週末には魅力的なコンサートが集中していて、どれに行くべきか頭を悩ませる好楽家は多いのではな […] -
音楽会の感想
ベートーヴェンの、ベートーヴェン:トリトン晴れた海のオーケストラ第7回演奏会
通称「晴れオケ」のベートーヴェン・ツィクルスも、早いもので第4回め。残るは来年の6月の第九のみとなり […] -
音楽会の感想
ヘルメスのように駆け抜けたジュピター:東京交響楽団第112回東京オペラシティシリ…
このところ絶好調のジョナサン・ノットと東響のコンビ。 ノットが得意とするモーツアルトと、荒さんがソリ […]