-
音楽会の感想
巨匠の至芸にため息:読売日本交響楽団第625回名曲シリーズ
いま独墺系のベートーヴェン弾きとなると、ルドルフ・ブッフビンダーか、あるいはゲルハルト・オピッツか。 […] -
音楽会の感想
私たちは、ようやくハンス・ロットに追いついた:読売日本交響楽団第591回定期演奏…
読響常任指揮者セヴァスティアン・ヴァイグレによる、今シーズンのオープニングとなるコンサート。20年く […] -
音楽会の感想
おそろしく解像度の高いブルックナーに驚いた夜:東京都交響楽団第885回定期演奏会
私たちの世代の好楽家にとっては、同世代のヒーローであった大野和士さん。ただ、このところの彼の演奏に接 […] -
音楽会の感想
300席のホールで聴く荘村清志さんのロドリーゴという贅沢:川崎室内管弦楽団第3回…
坂入健司郎さんという若い指揮者がいます。1988年生まれですから、今年で31歳。音大ではなく慶應の経 […] -
読んだ本の感想
シゴキと苛めと修行と:読後感「食う寝る坐る 永平寺修行記」野々村馨著
デザイン事務所に勤めていた30歳の男性が突然思い立って永平寺の門を叩き、そこでの1年間の経験と洞察を […] -
徒然なる日乗
終戦記念日が来ると思うこと: 新入社員の時に痛感した、「あの戦争」が無謀であった…
今日は終戦記念日。毎年思うことを、ちょっと書いてみようと思います。 世界地図を眺めてみれば、あの戦争 […] -
音楽会の感想
“From Scratch” という言葉が頭をよぎったブルックナー:東京都交響楽…
いま都響がその力を最大限に発揮するのは、残念ながら音楽監督とではなくてアラン・タケシ・ギルバートとの […] -
音楽会の感想
これは「世界水準」では?:東京交響楽団 第672回定期演奏会
「日本一」とか「世界水準」とか軽々しく言うことをいつもは避けているのですが、今宵のノット/東響は凄か […] -
音楽会の感想
喰わず嫌いはやめようと思った、梅雨の土曜日の午後:日本フィルハーモニー交響楽団 …
「東洋のイートン校たるべく」創立された学校で学び、そのうえ、とてもブリティッシュな日本郵船という会社 […] -
読んだ本の感想
これは禁断の書(汗…):読後感「絶版文庫発掘ノート~失われた名作を求めて」岩男淳…
このあいだ天神橋筋商店街を端から端まで歩いたとき、「天二」で天牛書店に足を踏み入れて購ったのがこの本 […] -
音楽会の感想
ナナシ(名無し)という名前の、将来名を成すであろうけれど、名を残すかどうかは未知…
昨年3月に急病で来日できなくなったヘンリック・ナナシ。前回振る予定であったプログラムからは一転して、 […] -
読んだ本の感想
数奇にも程がある人生を送った宮様の話:読後感「明治天皇がもっとも頼りにした 山階…
時間に余裕があるときの私の楽しみのひとつは、本屋を彷徨うこと。予算を諭吉1枚と決めて、ふだんは足を向 […]