Life is creation. Self and circumstances the raw material. ~ Dorothy Richardson.
Dorothy Richardson は1957年に84歳で亡くなったイギリスの女流作家です。13巻に及ぶ大作『Pilgrimage』(「遍歴」とでも訳すのでしょうか)が有名だということなんですけど、翻訳は無いみたいですね。その一方でドロシー・リチャードソン学会なるものがあるらしく、英文学史上では重要な作家であるようです。恥ずかしながら、私は全く知りませんでした。
さて今日の言葉ですが、案外とストレートな表現かと思います。もちろん、第2文の circumstances の後には are が省略されています。
ちょっとだけ意訳しましょうか。
人生は、そのひとの創造物である。原料は、自我と環境。
逆に言えば、人生は自分の意識と意欲でなんとでもなるんだということですね。こういう点ではいかにも近代的な言葉であるように思います。