フィンランドを代表するお菓子といえば、誰が何と言おうと、サルミアッキです。ところで皆さん、食べてみたことはありますか?
サルミアッキ。フィンランドでは普通に売られているものなのですけれど、国外での評判は最悪。関西の人気番組「探偵ナイトスクープ」では、「世界一まずい飴」として取り上げられたとか。(私はその回を観ていないので、なんとも言えませんが)
サルミアッキの実物はこんな感じです。
1円玉と比較すると大きさをおわかりいただけるかと。
成分はリコリスと塩化アンモニウムです。リコリスは漢方薬の甘草の仲間ですが、サルミアッキはリコリスの根を煮詰めて使うのだそうです。
お味は確かに独特です。 私は結構いけると思っているのですけれど、先日の京都での試食結果は次のようなものでした。
20代ソムリエール: これ、どこが美味しいんですか?
もうひとりの20代ソムリエール: 歯にくっついて取れないので、歯を磨いてきていいですか?
30代セラピスト: 私、これ無理です。
40代シェフ: こんなん、ほんとにフィンランドの皆さんは食べてはるんですか?
うーむ。みんな、わかってないね。
しかし。 京都を代表するシャンパンバーの社長ソムリエは、
「黒蜜、ですかね」
と全員の意表をつくコメント。 欲をいえば、「神の雫」のような描写的なコメントを期待していたのですけれど…
しばらくの間、常に持って歩くことにしますので、私に会った時に試してみたい方は申し出てください。 新しい世界が開けますよ。
タイトルの写真が、そのサルミアッキのパッケージです。まあ、これは Super がついていますので、若干強力ではあるのですけれど。