Laughter is a sunbeam of the soul. ~ Thomas Mann
ドイツの文豪、トーマス・マン。「魔の山」「ブッテンブローグ家の人々」などで有名ですが、私が凄いと思うのは「ヨセフとその兄弟」。旧約聖書創世記の37章から50章までのエピソードを、翻訳書で1900ページに及ぶ大長編小説に仕立て上げているのです。この執念というか、粘着力。日本人にはなかなか真似できません。
そんな彼の言葉。まず直訳してみましょう。
笑いとは、魂の陽光である。
Laughter は、声を出しての笑いです。「哄笑」とするとちょっと強すぎる。 soul は原語だと Geist でしょうか。
さて、意訳してみましょう。
笑いとは、人の魂が放つ、暖かいひとすじの光だ。
ちょっと固いですけど、トーマス・マンですからね。