6月15日

Have nothing in your houses that you do not know to be useful, or believe to be beautiful. William Morris

William Morris Wiki によれば「モダン・デザインの父」と呼ばれているそうです。彼のデザインによる壁紙とかは、いまでも人気がありますよね。意外だったのは文筆家としても著名であるということ。晶文社から全9巻の著作集が出ています。モリスについての論集もけっこう出ています。古いところだと寿岳文章さんとか。個人的には、へえ~、という感じです。ウィリアム・モリス、侮り難し。

こんな方です。62歳で亡くなっていますので、晩年に近い像でしょうか。亡くなったのは1895年。日清戦争が終わった年です。

さて、今日の言葉は、私には響くものがありました。まずは直訳しましょう。

あなたの家には、役に立つかわからないものや、美しくなるかどうか信じられないものを一切持ってはならない。

まあ、これでもわからないわけではないのですが、堅苦しいことは否めませんね。そこで、ちょっと意訳してみましょう。

何の役に立つのかわからないモノや、それがあることで美しさが増すわけではないモノ。こんなモノは、あなたの家には一切置いてはならない。

もしかすると「ミニマリズムの父」とも呼ばれるようになるのでしょうか。ああ、部屋を片付けないと。

この記事を書いた人

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元永 徹司

ファミリービジネスの経営を専門とするコンサルタント。ボストン・コンサルティング・グループに在籍していたころから強い関心を抱いていた「事業承継」をライフワークと定め、株式会社イクティスを開業して17周年を迎えました。一般社団法人ファミリービジネス研究所の代表理事でもあります。

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