Have nothing in your houses that you do not know to be useful, or believe to be beautiful. ~ William Morris
William Morris は Wiki によれば「モダン・デザインの父」と呼ばれているそうです。彼のデザインによる壁紙とかは、いまでも人気がありますよね。意外だったのは文筆家としても著名であるということ。晶文社から全9巻の著作集が出ています。モリスについての論集もけっこう出ています。古いところだと寿岳文章さんとか。個人的には、へえ~、という感じです。ウィリアム・モリス、侮り難し。
こんな方です。62歳で亡くなっていますので、晩年に近い像でしょうか。亡くなったのは1895年。日清戦争が終わった年です。
さて、今日の言葉は、私には響くものがありました。まずは直訳しましょう。
あなたの家には、役に立つかわからないものや、美しくなるかどうか信じられないものを一切持ってはならない。
まあ、これでもわからないわけではないのですが、堅苦しいことは否めませんね。そこで、ちょっと意訳してみましょう。
何の役に立つのかわからないモノや、それがあることで美しさが増すわけではないモノ。こんなモノは、あなたの家には一切置いてはならない。
もしかすると「ミニマリズムの父」とも呼ばれるようになるのでしょうか。ああ、部屋を片付けないと。