Go with the flow.
flow は「流れ」という意味。直訳すれば、
流れに身を任せなさい。
という、何とも消極的な話になってしまいます。それはちょっとこのカレンダーには似合いません。
ここでの flow は高名なチクセントミハイ先生が言うところの、「時を忘れるくらい、完全に集中して対象に没入している状態」を意味していると考えるのがよいかと思います。この意味だと、日本語化して「フロー」と呼ばれていますので、それを使って訳します。
フローに身を任せなさい。
ところで、チクセントミハイ先生の名前は Csikszentmihalyi と綴りますから、本来はチクセンミハイーとお呼びするのが正しいと思うのですよね。t はとても弱く発音される筈ですから。
ちょっと脱線しますが、私がすごく違和感を感じる言葉が、「ストレングスファインダー」。strength は「ストレンス」です。「ストレングス」ではありません。初期にこの概念を導入した人が、辞書を確かめる努力さえ怠った結果、この誤った発音が市民権を得てしまっているんですよね。嘆かわしいことです。