You can give without loving, but you cannot love without giving. ~ Amy Carmichael
Amy Carmichael はイギリス生まれのプロテスタントの宣教師で、インドで孤児院を創設するなど、多大な貢献をした人です。1951年に亡くなったためか、現在はあまり有名ではありませんが、業績としてはマザー・テレサを上回ると私は思います。こんな方。インドで撮影されたものですね。
今回の彼女の言葉は非常に深く、私は感動しました。あまりひねらずに訳します。
愛なくして与えることはできる。しかし、与えずに愛することはできない。
ここでの give は物質的な意味に限定すべきではないでしょうね。
ところで彼女はインドに赴く前に、日本に15ヶ月滞在しています。1893~94年の間で、26~27歳ということになりますか。彼女は生涯にたくさんの著作を遺していますが、処女作は日本についてのもの。”From Sunrise Land” という書簡集の形をとったルポルタージュです。Google Book Serch で検索したら、スタンフォード大学の図書館が所有しているコピーがあったので、ダウンロードしてポチポチ読んでます。
彼女は長崎に上陸したあと、松江で伝道生活を送ります。日清戦争開戦直前に、体を壊して日本を離れるのですが、松江ということでラフカディオ・ハーンと重なっていたのかと思い、調べてみました。残念ながらハーンは1891年に松江から熊本に移ってしまっていて、接点は無し。ちょっとがっかり。松江の人たちとの交流は彼女にとっても楽しいものであったようで、生き生きした描写が面白いです。