The hum of bees is the voice of the garden. ~Elizabeth Lawrence
hum は、ブーンという音のこと。日本語にもなっているハミングは、ここから来ています。
bee は広くは蜂全体を指しますが、ここでは本来の意味でミツバチのことでしょうね。
スズメバチは hornet です。恐ろしいイメージが強いので、アメリカ海軍の戦闘機のニックネームとしても採用されています。F-18 ホーネットですね。
クラシック音楽に「熊蜂は飛ぶ」という有名な曲がありますが、この原題(の英訳)は Flight of the bumblebee です。面白いことに、bumblebee はマルハナバチという蜂だそうで、熊蜂とは別種。熊蜂は carpenter bee と呼びます。つまり、「熊蜂は飛ぶ」という有名なタイトルは誤訳なんですね。今回調べてみてはじめて知りました。
Elizabeth Lawrence さんはアメリカの南部を中心に活動した著名な園芸家/庭園設計者。1904年に生まれ、1985年に亡くなっています。彼女が設計した庭園はノース・カロライナ州のシャーロッテ市にあり、アメリカ南部を代表する家庭庭園とされているとのこと。ちょっとだけ写真がありました。こんなところです。私はこの街を訪れたことがあるのですけれど、全然知らずにスルーしてしまいました。残念です。
こんな彼女の言葉ですから、裏の意味はないでしょう。素直に意訳しますね。
「ミツバチの羽音は、春の訪れを告げる庭の声ですよ。」