It’s a new day!
文末には today が省略されていると見るべきでしょうね。ごく素直に訳せば、「今日は新しい日!」となります。
その一方で、今日は復活祭の翌日であることを踏まえると、もうちょっと深い意味を考えることも可能です。イエス・キリストの復活までは「旧約の時代」(正確には旧約聖書「だけ」の時代)で、復活の後は「新約の時代」です。なので、復活によって訪れた新しい時代の初日に思いを巡らすという。でも、これは深読みすぎますね、きっと。
毎日を新しいものとしてすごそうという考えは、もちろん東洋にもあります。会津藩の藩校「日新館」などは、その想いをこめた命名ですよね。この由来は、私は長らく論語であると思っていたのですが、今回調べてみて「書経」であったことが判明しました。
「日々新而又日新」(日に日に新にして又日に新とあり。)
とのことです。
そういった想いを踏まえてちょっと意訳しましょう。
「毎日が、新しい日。」