新幹線の列車番号を読んで、足止めを回避する方法

私は10日に一度の割合で関西を訪れる生活を、もう20年くらい続けています。 そうなると台風や大雨に遭遇するリスクは高いはずですが、足止めをくらって関西から戻ってこれなくなったのは、今まで一度だけです。

運が良いということもあるでしょうけれど、もちろんそれだけではありません。

当然ながら、理由があります。

まずは天気予報に頼らず、天気図と衛星画像を参考にして早めに動くこと。動かせる予定は早めに動かす。これが大原則です。

それでも予定を動かせない場合は、自分が賢く動かなければなりません。 そのための一つのテクニックが、新幹線、とりわけ「のぞみ」の列車番号を読むことです。

「のぞみ」の列車番号の基本

奇数が下り(西行き)、偶数が上り(東行き)であることはご存知ですよね。 その上で、列車番号については次のようなルールがあります。

一桁から二桁: 東京⇄博多 を走ります。
100番台: 原則として、東京⇄広島、まれに、東京⇄岡山
200番台: 東京⇄新大阪
300番台: 臨時列車。 基本的には東京⇄新大阪

さて、このルールが何の役に立つのでしょうか。 ご説明しましょう。

新大阪から西で災害が発生した場合

200番台の「のぞみ」を確保します。

西からの「のぞみ」が大幅に遅れる場合、JRは200番台の「のぞみ」をどんどん先に発車させます。もっとも旅客数の多い東京⇄新大阪間の運行本数を維持する必要があるからです。さらに言えば、東京発の列車本数を維持しなければなりませんし。(行った列車が帰って来るわけですから)。

つまり、200番台に乗った方が早く帰京できるのです。

新大阪から東で災害が発生した場合

一桁または二桁の「のぞみ」を確保します。JRとしては、すでに乗客が乗り込んで東へ向かっている列車を止めて、乗客を降ろすことは避けたいからです。なんとしてでも東京まで運行しようとすることになります。

その一方、200番台はキャンセルされる可能性が高まります。まだ乗客が乗っていないので、JRとしての手間はかかりません。

300番台は予約が少ないのが通例なので、さらにキャンセルのリスクは高くなります。

単純ですが、この対処法を理解しているだけで足止めのリスクはかなり低減します。 参考にしていただければ幸いです。

この記事を書いた人

元永 徹司

元永 徹司

ファミリービジネスの経営を専門とするコンサルタント。ボストン・コンサルティング・グループに在籍していたころから強い関心を抱いていた「事業承継」をライフワークと定め、株式会社イクティスを開業して12周年を迎えました。一般社団法人ファミリービジネス研究所の代表理事でもあります。

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