昔からアイディアが湧きやすい場所として、「三上」ということがいわれています。馬上、枕上(ちんじょう)、厠上(しじょう)の三つ。つまり、馬に乗っているとき、床についているとき、トイレに入っているとき、ですね。このあたりについては人それぞれかと思いますが、私の場合は寝つきが良いので枕上はほとんどなく、その代わりにお風呂とかシャワーがアイディアが浮かぶ場となることが多いです。
そうなると困るのが、浮かんだアイディアをどのように記録するか、です。普通のノートを持ち込んでも濡れてしまいますし。いろいろと試行錯誤して来たのですが、昨年秋に問題が解決しました。それが耐洗紙のメモパッド、TAGGED です。優れモノなのでご紹介。
耐洗紙というのは、文字通り水で洗っても大丈夫な紙のことです。クリーニングのタグとかに使われるもの。これをメモパッドにしたのが株式会社共生社の槙野雅央社長(社長のブログはこちら)です。
メモパッド TAGGED
もともとはフィールド・ノートとしての用途を念頭に置いて開発されたらしく、カラビナ用のリングのついたモデルもあります。側面が湾曲しているのは、手に馴染むため。
私は罫線のついたものを愛用していますが、方眼もあります。
油性のボールペンとセットにして、お風呂場に置いてあります。アイディアが浮かんだときに、すぐにメモをとれるのは嬉しいですよね。ほんの数秒ためらっている間にアイディアを逃してしまうということは、よくありますから。
7カット・メモ
この共生社さんの出しておられるもう一つの商品です。全長25センチで、7つの正方形の紙がつながって、バー形式になっています。
裏面にはこんな解説が。
これを to-do list に使うと、タスクが終わったときにちぎって捨てる快感を味わえるというのが売りです。(もちろん、耐洗紙なので丈夫なのは言うまでもありません。)
文房具好きの私は、槙野社長がフェイスブックで紹介しておられるのを読んで、即購入しました。確かに面白い。でも、敢えて言えば、もうひと工夫ほしいと思いました。
もう一工夫とは
というのは、完了したタスクがたまたまバーの真ん中あたりにあった場合、ちぎるとバーが2つに分かれてしまうのです。3対3に分かれるのであればまだしも、1対5に分かれたりすると最悪です。1のほうを紛失しかねません。
そこで考えたのですが、3X3にしたらどうかと。そうするとマンダラートのようにも使うことができます。
このように真ん中にテーマを書いて、連想を放射的に書き留めます。これだと、どれかのタスクが完了してちぎって捨てても、一体感を保つことができます。
たためば、ワイシャツの胸ポケットに収まりますし。
我ながら良いアイディアだと思うのですが、どうでしょうかね。